わたあめちゃんのお墓

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死ねなかった記録

先日、久しぶりに自殺未遂のようなことをした。ただ布団の中で、充電中のスマホのコードを首に巻いてきつく絞めただけなのだけれど、そのときのわたしは、もしかしたら死ねるかもしれないという一縷の望みにかけて力いっぱいコードを引っ張った。耳鳴りが聞こえて、顔に血が集まって爆発しそうな感じになって、それでももちろん意識が飛ぶなんてことはなく、そのうちに腕が疲れて手を離す、ということを何回か繰り返した。そのうちに、やっぱり死ねないな、と無力感に襲われた。悲しさのあまり首に巻いたコードを解くことが出来なかった。しかし、その反面で死ななかったことに安心していたわたしも居たように思う。

この弊害なのか、ものを飲み込むのが辛いほど喉が痛むし、充電器の接触も悪くなってしまった。どうしてこんなことをしたのだろうと考えてみるけれど、その前後の記憶がはっきりしなくて自分でも分からない。この頃の自分の精神状態がわたしの統制外にいていまいち掴めない。もしかしたらまた突然死にたくなって行動を起こすかもしれないと思うと怖い。死は望んで受け入れるはずのわたしが怖いなんて面白いな。わたしも結局人間だから、死を恐れているのかもしれない。

怖かった。わたしがわたしではなくなる感覚をこの身いっぱいに味わっていた。誰も彼もから見捨てられる予感でいっぱいだった。彼らで作り出されていたわたしが崩れて、立て直すこともなく彼らが離れていってしまったとしたら、わたしはきっと呼吸の仕方ひとつさえわからなくなるだろう。おそらく、首を絞めたときのわたしは、それが怖かった。ツイートを遡ればよく分かるのだろうけれど、遡る元気もないから、そういう結論で締めておこうと思う。

20191212