わたあめちゃんのお墓

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文章完成法テスト

こちらに越してきてから2回目の通院で、慶応大学の先生が作った、指定された文頭の語句から文章を完成させるという心理検査をやってくるように言われ、その冊子を渡された。わたしは心理検査なんてこじつけのようなものだろうと思っているが、この検査はTwitterでよく見る大喜利に似ているようにも思われ、変に面白かったので、ちゃんと時間をかけて考えてやろうと、こちらでやることにした。本来、この検査は、思いついたままになるべく早く埋めていくものらしい。なぜか二つに分かれていて、計60問ある。以下にその問題(冒頭の語句)が載ってしまっているが、それをネットの海に流していいのかよく分からないので、その意味でわたしのこのブログに問題があれば教えてほしい。


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Part Ⅰ
(子供の頃、私は)虫も蛙も花も好きで、話によると両親と弟のことも好きだったようで、世界のすべてを愛おしく思っていたのかもしれない。
(私はよく人から)見た自分の姿を想像し、いろいろなことを懸念するけれど、きっと誰も私のことをそんなふうにジロジロ見ていないだろうと信じている。
(家の暮し)は温かいものだと思っていた。しかし、それだけではなかった。
(私の失敗は)人を喜ばせる。
(家の人は私を)守ってくれるが、同時にきつく縛り付けている。法律みたいだ。
(私が得意になるのは)醜いことだと思ってしまうのは、日本の悪しき風潮の影響なのであろう。
(争い)は生物の在る限り、絶える日は来ない。
(私が知りたいことは)100年経っても200年経っても解明されることは無いだろう、自分なりの答えを探して、それをひとり信じ続けることしかできない。
(私の父)のひどいところばかり母から聞かされてきたため、私自身まで父のことを軽蔑するようになってしまった。
(私がきらいなのは)人間であるが、それでいて人間という存在、人間という集団をいとしく思うのだ。
(私の服)は他人から見られるためには作られてはおらず、私が楽しむためにある。
(死)を恐れる気持ちが全くわからない。宗派の違いだろうか。
(人々)は人類の滅亡を願うべきだし、出生をやめるべきなのに、そのことに気づいて行動を起こしている人はあまりにも少なすぎる。
(私のできないことは)他の人に全てやらせる。
(運動)会をやっている音が聞こえてきて、わたしはただ真っ直ぐに、彼らが楽しめていればいいなと願った。
(将来)なんて要らない。全て捨ててしまいたい。
(もし私の母が)絵に書いたような優しくて穏やかな母親だったら、わたしはこんなことになっていなくて、幸せだったのだろうか。そのような母を想像すると、随分と気持ち悪い。
(仕事)をすることで死に近づけるけれど、その苦痛は普通に自殺するのと同じくらいか、下手をすればそれよりも大きい。
(私がひそかに)隠している物事は多すぎて、私自身でさえどこに隠したか、挙句の果てにはなにを隠したか、忘れてしまった。
(世の中)の不条理さを呑み込んで生きていける人と、そうでないわたしは、なにがちがうのだろうか。
(夫)にどこまでなら求めても許されるのだろう。健康と、経済力と、愛情は、お願いしてもいいですか?
(時々私は)ありふれたなんでもない風景や毎日見ているような光景に、すぐには形容できない特別な感情を覚えて、時にその対象物から物語を受け取る。
(私が心をひかれるのは)仲睦まじい夫婦であり、穏やかな時間が流れている家族である。
(私の不平は)多く、親しい人にばかりそれが集中的に流されるので、彼らは内心わたしを疎ましく思っているかもしれない。
(私の兄弟は)気難しく、度々母を悲しませているが、姉であるわたしの前では楽しそうによく喋る可愛らしい弟になる。
(職場では)誰もが死んだ顔をしながらパソコンに向かっていることを、上層部のえらいひとたちはきっと全く知らないのだろう。
(私の顔)は汚く、ただ目だけが浮き気味に輝いている。
(今までは)、などと言って一言でまとめられるような人生など、だれも過ごしてきていないだろう。
(女)性であるからというだけで不利な状況に陥りがちな社会は変えていくべきだと何年も前からずっと言われているはずなのに彼ら彼女らがフェミニストだと揶揄されることもあり、フェミニストがある種の蔑称となる文脈もあり、たいへん思わしくない。
(私が思いだすのは)いつも唐突で、何かしらの刺激によって過去の場面が脳裏に浮かんでくるのだが、当時それが良いものであったとしても、思い出したときには全て悪いものとなって私を苦しめる。


Part Ⅱ
(家では)いつもひとりだけれど、お隣のお兄さんのお部屋から物音が聞こえて、時々実家にいる感覚になる。
(私を不安にするのは)過去の経験であり、わたしの内部意識であり、どうしようもない社会のなりゆきである。
(友だち)なんてきっと1人もおらず、誰しも内心わたしを疎ましく思っていたり嗤っているはずだ。
(私はよく)自殺したくなるが、自殺の方法を調べ、喫煙し、手首を切り、首を絞め、薬を大量に飲むことでそれを回避している。しかし、それに意味はあるのだろうか。
(もし私が)死にたくならない毎日を送れたとしたら、あなたはしあわせですか?
(私の母)とは弟が卒業して祖父母が他界したらその瞬間に縁を切ってもう二度と会わないでいる予定だ。
(もう一度やり直せるなら)、などと考える余力がどこにあるのだろう。
(男)は自身の醜さを一刻も早く正しく認識すべきだ。
(私の眠り)が永遠になることによって救われる人は手を挙げてください。
(学校では)誰とも関わらず講義だけ受けて必要に応じて機械的なやり取りをするというのがオーソドックスであったならどんなに楽だっただろう。
(恋愛)至上主義は間違いなくもっとも廃れるべき考え方である。
(もし私の父が)まともな人だったなら、と考えたことがないと言えば嘘になるけれど、私の父がまともな状態であることをうまく想像できなかった。
(自殺)は罪ではなく、無関係の人々が自殺という行為を悪とみなしてあれこれ干渉したり非難したりすることは間違っているのではないか。
(私が好きなのは)お花畑が広がっている場所の空気と同じような穏やかさのあるところである。
(私の頭脳(あたま)は)人間生活にそぐわないほどスペックが高いのかもしれない。
(金)がなければ幸せになれないのに、金があっても幸せになれるのは限らない。金という概念を作った人を憎んでも許されるだろうか。
(私の野心)なんて見たことがないな。
(妻)となる人、妻である人。
(私の気持)は激しく揺れ動き、私自身を苦しめる。
(私の健康)が完全な時間はほとんどなく、大抵いつもどこか具合が悪い。
(私が残念なのは)人口の減少に危機感を覚える人の多さである。
(大部分の時間を)Twitterに費やすこのような生活も、人には言えないけれどわたしは嫌いではない。
(結婚)したいが、結婚願望が醜いものに思えてしまうので、早く結婚してそれを解消すべきなのかもしれない。
(調子のよい時)には周りを見ずにはしゃぎすぎてしまう。
(どうしても私は)私の身体や精神から逃れられないのだろうか。
(家の人は)優しい?ご飯作ってくれる?よく叱られる?
(私が羨ましいのは)自身の幸福に気づかず不幸な様相をしている人々である。
(年をとった時)きっとわたしは醜いだろうから早めに死ななければならない。きみたちも。
(私が努力しているのは)誰もが頼んでもいないのに認めてくれるけれど、自分では認められず、私がわたしの頑張りを容認してくれたときは不覚にも泣きそうになる。
(私が忘れられないのは)小さい頃に見た怖い夢の話だ。