わたあめちゃんのお墓

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はてなブログがお題を出していたので書いてみただけ(おとうさんへ)

今週のお題「おとうさん」

わたしにとってのおとうさんは、いまだに前の父である。正直、そんなに好きではない。昔はそれなりに好きだったが。
あの人は気づいたらわたしの知らないところで再婚していた。もちろん、わたしに知らせる義務など少しも無いのだからそれを責めるつもりはないが、嫌悪感はあった。
あの人は楽器店を営んでいた。詳しくは知らない。給料は低そうだし休みも週一しかないし客はそれほど来ないし、本人はそれが好きでやってるのだから良いのだろうけれど、わたしだったら嫌だなぁと思う。あるとき、その店に行った。バンドで使うキーボードをねだりに行ったのか、ベースを貰いに行ったのか、バンドが嫌になってアコギを始めるためにアコギをねだりに行ったのかは忘れた。ただ、そのときにわたしの名前を間違えられたのは覚えている。当時は奥さんの名前かと思っていたので、嫌で嫌でしかたがなかったが、その後子供がいるらしいことを知ったので、子供の名前かもしれない。いや自分の子供の名前間違えるなよ。
そう、子供がいることもとても気持ち悪い。10も20も下の女性と結婚したこともなかなかだったが、もう年なくせに、ろくに面倒も見ないくせに、嫌になったら逃げていくくせに、子供を産むなんて、気持ち悪い。それに、2人もいるようだ。いや双子なのかもしれないけど。
あの子たちがいつかわたしの存在を知ったらどう思うのだろうか。おそらくは一生知らないままだろうからまあ別に良いか。一生知らないままでいてくれ。あなたたちの父親の行動と、あなたたちと血が繋がってしまっているのがこんな人間であることが申し訳ない。
それよりも懸念しているのは、わたしの弟が父が再婚して新たに家庭を築いていることを知ってしまうことだ。きっと何も言わないだろうが、それなりの心理的葛藤はあるはずだ。どうか、知らないままでいてほしい。