わたあめちゃんのお墓

更新は終了しました

オーバードーズについて

Twitterを始めて病み垢界隈に入り浸るようになると、ODという文字をよく見かけるようになります。ODはオーバードーズ、つまり過量服薬のことですね。わたし自身もいつからかODをするようになりました。

 

初めてのODは小児科で処方されていた頭痛薬カロナールだったと思います。知識もまるでなっかったので適当に飲みました。効果はありませんでした。わたしの場合は何ともなかったので良かったですが、ODをする際はしっかりと下調べをした上で何錠か数えてやってください。また、いつ飲んだか、何錠飲んだか、どれくらい経ってから効いてきたか、効果はどのくらい続いたかなどを確認しておくといいと思います。

その後薬がなくなったので、ほかの薬でやることにしました。薬局に赴き、ブロンを購入しました、定番ですね。10錠ほど入れました。ふらふらぐらぐらが心地よかったです。口渇などのような苦痛も伴いましたが、やめるほどではありませんでした。ブロンのODは10~20錠で何度か繰り返しました。ブロンのおかげで希死念慮がなくなって生きる活力が湧いてきたこともありました。しかし、お金もないので計3瓶ほどで終わっています。

好奇心旺盛なのでレスタミンもやりました。ブロンよりも安価だということです。また、睡眠薬と同じ成分が入っていてまどろめるとも聞きました。学校へ行く前に駅前のドラックストアで購入し、歩きながら飲みました。残念ながら糖衣錠のものはなく、Uでしたが、効果はそれなりにありました。ただ、私も詳しくはないのでよくは知りませんが、Uは体に悪いそうです(ODしてる時点で体に悪いもクソもないと思うのですが)。一時間ほどするとぐらぐらして重力をすごく感じました。口渇がひどすぎてお弁当の白米が飲み込めませんでした。何度もお手洗いに行きたくなりました。思考力が著しく低下していて、用を足しているとき、便器ではなく教室の椅子で漏らしているような気がしました。何とか帰宅し、寝転びましたが、眠れはしませんでした。そのうちに帰ってきた母親に、顔を見ただけで異変に気付かれました。

それからしばらく経った日に、またレスタミンをODしました。30錠くらいです。保健室で熱を測ると38℃あり、問答無用で親を呼ばれました。38℃以上ある生徒は自力で帰らせてはいけないそうです。ついでに血圧も測ると、50メートル走の直後と同じくらいの頻脈でした。親の携帯番号を聞かれたとき、健忘でしょうか、いつもなら何も考えずとも暗唱できるのに、急に思い出せなくなりました。そうして親が来ました。先生はODのことは伝えないでいてくれました。しかし母は「あのときと同じ顔をしている」と言い、何をしたのか問いただしました。わたしは答えませんでした。腕を切って菌が入ったのかと聞かれました。わたしは否定しました。何度か問答が続き、薬で頭の回らないわたしは失言してしまい、諦めて、怒らないことをお願いして本当のことを告げました。母は怒らないでいてくれました。けれど、母も母なりに娘の行動に追い詰められて注意散漫になったのか、病院に向かう車で、事故を起こしそうになりました。間一髪、無事でした。母はごめんねと言いました。今考えると、謝らなくてはならないのは私の方でしたね。

それでも懲りずにわたしはまたほかの薬でもODしました。裏垢で出会った男性から貰ったヒルナミンという向精神薬です。病院から次ODしたら入院だと勧告されているにもかかわらず、親がいない隙にやってしまいました。そのまま学校に行きました。わたしの様子がおかしかったのか、担任に大丈夫かと聞かれました。ODに罪の意識を全く持っていないわたしはODしたことを伝えました。すると、顔色を変えた担任に、場所を変えて質問されました。病院に連絡されました。ヒルナミンは1シートしか飲んでいなかったのでただ眠くなるだけでしたが、それは2日ほど続きました。入院は母の尽力もあってか免れることができました。

それから何度もODしたくなりましたが、入院という2文字が理性を保たせました。しかし、下宿して入院の心配がなくなると、すぐにまたレスタミンを買ってしまいました。スマホから湯気が出ている幻覚を見ました。いや、わたしのスマホはすぐ熱くなるのでもしかしたら幻覚ではないのかもしれませんが、きっと幻覚です。自制が全く効かなくなり、3日に1回、3回ほど繰り返しました。すると、離脱が出ました。薬を入れていないのにODしたような気持ち悪さがあり、吐き気が続きました。最後の1回が不快だったこともあり、それ以来ODはしていません。きっと今後もしません。

 

最後に、これは無根拠なわたしの持論ですが、ODは脳がバグるくらい心にダメージを負った状態でないと楽しめるものではないと思います。また、離脱・依存やお金のことを考えるとやらないに越したことはありません。わたしは、ODを止めはしませんが、決して勧めません。